ボクシング 日本人のフライ級名チャンピオン
プロボクシングは体重によって17階級に分かれています。昔は階級と言う考え方はなかったのですが、生まれ持っての体格により有利、不利があることが不公平ということで似た体重で戦う方法が採用されました。まず、ヘビー級とライト級、つまり重いか軽いかだった階級が、その中間のミドル級、ライト級より軽いバンタム級などに分かれました。これらの階級は歴史があり、プロボクシングでは、現在でも権威のある階級と言われます。その後、事故などにより体重差が、不公平と言うよりも危険だと言う考え方で階級が細分化されてきました。
その中で、バンタム級より軽い階級としてフライ級が設けられました。この階級も歴史が古く伝統のある階級で、歴史的にも名チャンピオンを輩出している階級です。50キログラム前後という体重は体格的に日本人に向いている階級でもあり、日本の名チャンピオンが多くいます。日本人で初めて世界チャンピオンを生んだのもフライ級です。白井義男というボクサーです。その後も、この階級は、永遠のチャンピオンと言われた大場政夫やカミソリパンチと言われた海老原博幸などがいました。最近でも、亀田興毅、亀田大毅、内藤大助、井岡一翔などもこの階級です。
重量級にはない軽い動き、しかしノックアウトの率も高い、伝統的なフライ級は、注目される階級です。